会名サブロゴ

アーカイブ ・ 2018年

2018年(平成30年)・アーカイブ保管ページ


東大和9条の会・講演会 開かれる   2018年12月15日(土)
  「日米安保条約と地位協定」 講師:末浪靖司さん

 2018年12月15日(土)13:30~15:30、東大和市立南街公民館で、東大和9条の会主催の講演会を開催しました。講演会には34人が参加しました。 ジャーナリストで「日米指揮権密約」発見者である末浪靖司氏が講演し、テーマは「日米安保条約と地位協定」でした。
 初めに2018年7月27日全国知事会が①米軍基地の存在が航空機騒音、米軍軍人などによる事件や事故の基になっている、 ②日米地位協定を抜本的に見なおし、環境法や航空法令など国内法を米軍に適用させる という提言を政府に行った事を紹介しました。次に、日本の新聞・テレビを見ても分からない、 外務省も答えられないために、2005年から繰り返し訪米し、アメリカ国立公文書館で政府と軍部の文書を調べた結果、以下の事が判明したと話しました。 (報告:鳥谷靖)

 (1) 9条改憲は、日米指揮権密約を実行するため
   1951年4月、アール・ジョンソン陸軍次官補は「軍事協定は長く持続し、日本の憲法を改訂し防衛力を強化させる」(ミルウオーキー・ジャーナル4月号インタビュー)
 (2) 米軍機が低空飛行訓練する条約上の根拠は何か
   ウラに安保改定時の米軍部の要求と密約-地位協定に関する密約がある。1958年12月19日の極秘書簡には、国務省北東アジア局長から駐日大使館公使へ 「いったん修正に同意すれば、パンドラの箱を開けて全面改定の圧力に直面することになる」と書かれている。
 (3) 米軍の無法を許している日本政治の現実
   ①日米関係の異常な現実:最高裁砂川判決。
   ②米軍占領下に作られた対米従属政治の元凶:1948年12月24日 A級戦犯容疑者・岸信介らを釈放、1951年8月16日  旧陸海軍将校の追放解除、9月8日旧特高警察関係者の追放解除。
   ③アメリカは地位協定改定を繰り返し拒否:1995年10月4日付朝日新聞、ジョセフ・ナイ国防次官「一つ手を付けると全てに手を付けることになりかねない」
 (4) 憲法に9条に自衛隊を書き込んだらどうなるか
   ①自衛隊は、戦後軍事史の中で最大の変化・統合戦闘群が出来た。
   ②オスプレイMV22とCV22、米軍と自衛隊が一体となり行動。自衛隊が給油、米軍の主要な戦闘作戦に参加。座間には日米共同部を設置、日米陸軍共同の司令部に。
 (5) アメリカはどこでどんな戦争をしているか
   ①アフガニスタン戦争―現在14000人が駐留。
   ②2014年12月 河野克俊統幕長、米国防総省で米統合参謀本部議長らに、自衛隊のジブチ派兵拡大、北アフリカ軍司令部との連携強化約束。
   ③アフリカ大陸ではー2017年10月、マリとの国境近くで現地武装勢力と銃撃戦
   ④自衛隊は、2017年南スーダンから撤退したが、ジブチで米軍と滑走路共用、隊員580人、護衛艦も配備。
 (6) 展望として、安保条約を廃棄すれば、地位協定も、米軍の無法も無くなる。

 

東大和9条の会・総会 報告 <新事務局長・安部雅祥氏就任> 2018年12月15日(土)

 2018年12月15日(土)15:30~16:30、東大和市立南街公民館で、講演会の後、2018年東大和9条の会・総会が開かれました。 22人が出席しました。
 初めに一年間を振り返って、①3000万人全国統一署名の取り組み ②地域9条の会の取り組み ③個別課題について、活動報告があり承認されました。 続いて会が取り組みべき課題の検討を行い、今後も引き続き憲法を生かす全国統一署名に取り組んで行くことを確認しました。さらに事務局体制の見直しが提案されました。 2009年9月から鳥谷靖さん(芋窪・蔵敷・奈良橋憲法9条の会)が、9年間事務局長の責務を担って来られました。若い人に後任をということで、新事務局長として、 安部雅祥さん(東大和9条の会 湖畔・狭山9LOVE)が選出されました。 また会の代表呼びかけ人が少なくなり、今後の検討すべき課題として確認されました。
  最後に、3000万署名目標実現に向けて奮闘することを誓う「アベ改憲NO! 改憲発議を許さない決議文」を参加者全員の拍手で採択し、新事務局長が閉会のあいさつをしました。

記録動画 「ウソとごまかしの『安倍政治』総検証!」 (2018年12月 3日)
      検証集会   主催:日本民主法律家協会

 2018年12月3日(月)18:00~20:00、衆議院第1議員会館・地下1階大会議室で、「ウソとごまかしの『安倍政治』に終止符を!」が開催されました。 主催は日本民主法律家協会です。安倍政治のウソとごまかしを検証する集会で、4人の識者の方から、テーマごとに検証をしていただきます。 日本民主法律家協会は、2018年9月10日、呼びかけ人による声明「ウソとごまかしの『安倍政治』に終止符を!」を発表しています。16人の呼びかけ人の方々は次の通りです。
 <呼びかけ人>  青井未帆さん(学習院大学法科大学院教授)  浅倉むつ子さん(早稲田大学大学院法務研究科教授)
池田香代子さん(ドイツ文学者・翻訳家)  右崎正博さん(獨協大学名誉教授)  上西充子さん(法政大学教授)
 上脇博之さん(神戸学院大学法学部教授)   阪口徳雄さん(弁護士)     澤藤統一郎さん(弁護士)
寺脇研さん(京都造形芸術大学教授 元文部官僚)  中野晃一さん(上智大学教授)
 濱田邦夫さん(元最高裁判事 弁護士)  浜田桂子さん(絵本作家、画家)   前川喜平さん(前文部科学事務次官)
 堀尾輝久さん(東京大学名誉教授)  山口二郎さん(法政大学教授)  横湯園子さん(元中央大学教授)


 

 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はMakabeTakashiさんで、107分の内容です。
           【司会】澤藤統一郎さん(弁護士) 
   1分~ 5分 :開会あいさつ   浜田桂子さん(呼びかけ人・絵本作家)
   6分~13分 :野党議員あいさつ 笠井 亮さん(日本共産党政策委員長)
  14分~33分 :小森陽一さん(東京大学大学院教授)  「安倍政治」と「ポスト真実」
  34分~53分 :右崎正博さん(獨協大学名誉教授)   「公文書管理」と「ポスト真実」
  54分~77分 :古賀茂明さん(元経済産業省官僚)   日米FTA(自由貿易協定)と「ポスト真実」
  78分~95分 :上西充子さん(法政大学教授)     「働き方改革」一括法と「ポスト真実」
  96分~101分:残り一言
 101分~107分:陳情署名提出の報告など



記録動画 市民連合シンポジウム 安倍政権にかわる新しい選択肢
    改憲発議の阻止と参院選での躍進を目指して
  (2018年11月28日)

 2018年11月28日(水)19:00~21:00、北とぴあ2階さくらホールで、シンポジウム「安倍政権にかわる新しい選択肢~改憲発議の阻止と参院選での躍進を目指して~」 が開催されました。主催は安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合で、協賛は総がかり行動実行委員会です。  憲法改正の発議阻止、さらに来年夏の参議院選挙で野党勢力が躍進するために市民と野党の協力体制をどう深化させるかについて、一緒に考えます。
 第1部「野党は臨時国会にどう向き合うのか」では、 安倍政権の強硬な政治姿勢はとどまるところを知らない。 反対の民意を顧みず「粛々と」進められる辺野古新基地建設。 臨時国会で大きな論争を生み出している入管法改正。 さらには、虎視眈々と狙う改憲発議―そのような政治状況の中で、野党は政権にどう対峙していくのかを問います。
 第2部「野党と市民で参院選をどう闘うのか」では、 来年夏に迫った参院選。 改憲勢力に2/3の議席をとらせないために、あるいはそれ以上の 野党勢力の躍進のためには何が必要か。 野党の政策的な一致点を探るとともに、市民と野党の協力体制の さらなる深化に向けて何が求められているのかを模索します。
 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はMakabeTakashiさんで、116分の内容です。





 

  <主催者挨拶> 広渡清吾さん(安全保障関連法に反対する学者の会)
  <登壇者> 福山哲郎さん(立憲民主党幹事長)  平野博文さん(国民民主党幹事長)
        小池晃さん(日本共産党書記局長)    吉川元さん(社会民主党幹事長)
        森裕子さん(自由党幹事長)     大串博志さん(無所属の会幹事長)
  <コーディネーター> 山口二郎さん(法政大学教授) 諏訪内健さん(市民連合) 馬場ゆきのさん(大学生)



記録動画 シンポジウム アカデミズムとジャーナリズムは何ができるのか
     沖縄・女性・労働・市場の変化
  (2018年10月27日)
     主催:安全保障関連法に反対する学者の会  共催:早稲田大学ジャーナリズム研究所

 2018年10月27日(火)18:00~20:30、早稲田大学大隈記念講堂・大講堂で、シンポジウム「アカデミズムとジャーナリズムは何ができるのか」 が開催されました。主催は安全保障関連法に反対する学者の会で、共催が早稲田大学ジャーナリズム研究所です。
 安倍首相3選、沖縄県知事選挙によって、政治の緊張が強まっています。 急激な市場の変化によって人権と労働の尊厳が踏みにじられる現在、 アカデミズムとジャーナリズムの担うべき課題を語り合います。


 

 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はUPLANさんで、154分の内容です。
      1分~ 7分 :開会あいさつ 広渡清吾さん(棄京大学名誉教授)
      8分~12分 :       後藤雄介さん(早稲田大学教授)
     13分~16分 :シンポジウム・コーディネーター 西谷 修さん(立教大学特任教授)
     17分~40分 : 沖縄について 松元 剛さん(「琉球新報」元編集局次長兼報道本部長)
     40分~56分 : 女性について 三浦まりさん(上智大学教授)
     57分~74分 : 労働について 竹信三恵子さん(和光大学教授)
     74分~95分 : 市場の変化について 間宮陽介さん(青山学院大学特任教授)
     96分~144分: 討論
    145分~153分:閉会あいさつ 佐藤 学さん(学習院大学特任教授)



記録動画 シンポジウム 「憲法と表現の自由」の現在と未来 (2018年10月16日)
     主催:日本ペンクラブ言論表現委員会

 2018年10月16日(火)18:45~21:00、文京シビックホール・小ホールで、「日本ペンクラブ・シンポジウム・憲法と表現の自由」が開催されました。
 作家やジャーナリストの取材・執筆活動、講演活動などは表現の自由があって初めて成立するものであり、表現の自由は憲法の下で保障されている基本的人権のひとつですが、 表現の自由は今の日本で本当に守られているといえるのでしょうか?
 政権によるメディアへの干渉、政権に対するメディアの忖度(自主規制・自己検閲)、 “炎上”という名でSNS上で繰り広げられる容赦ないバッシング等々、自由にものが言えない閉塞感が社会には満ちています。 こうした現状を作家やジャーナリストをはじめとする表現者たちが、日々の表現活動の中でどのように感じ、どう考えているのかを発言してもらい、 その声に耳を傾けることでより多くの人々に表現の自由や憲法(改正)を自分自身のこととして考えて欲しいとの思いから、このシンポジウムを企画しました。


 

 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供は鶴岡持続可能社会研究所さんで、129分の内容です。
   1分~ 3分 :開会あいさつ 滝田誠一郎さん (作家/日本ペンクラブ言論表現委員会委員長)
   3分~    :第1部・私はこう考える「表現者にとっての表現の自由」
   6分~23分 :石田純一さん (俳優/日本ペンクラブ会員)
  25分~36分 :古田大輔さん (BuzzFeedJapan創刊編集長)
  37分~46分 :古谷経衡さん (文筆家/日本ペンクラブ会員)
  47分~66分 :望月衣塑子さん(東京新聞社会部記者)
  67分~79分 :有田芳生さん (参議院議員/ジャーナリスト)
  81分~124分:第2部・座談会「憲法と表現の自由の現在と未来」
              進 行=山田健太さん (専修大学教授/日本ペンクラブ専務理事)
              出席者=有田芳生さん、古田大輔さん、古谷経衡さん、望月衣塑子さん
 124分~128分:閉会あいさつ 吉岡忍さん (作家/日本ペンクラブ会長)


記録動画 【沖縄県知事選挙】 玉城デニーさん勝利の瞬間・支援者の思い (2018年 9月30日)

 2018年9月30日(日)、沖縄県知事選挙で玉城デニーさんが勝利しました。記者会見場となった教育福祉会館(那覇市)は、支援者でいっぱいとなりました。 午後9時35分当選確実のテレビ報道が流れると、会場は歓喜の声で埋まりました。動画は勝利の瞬間を捉えています。候補者と共にカチャーシーを踊って勝利を喜ぶ若者たちがあります。 その後、今回の選挙に取り組んだ支援者たちの思いが語られています。約7分の内容です。ご覧ください。



 

 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はLabornetTVさんです。

記録動画 【沖縄県知事選挙】 9月28日の玉城デニー候補の街頭演説会 (2018年 9月28日)

 2018年9月28日(金)、沖縄・那覇イオン前で、沖縄県知事選挙・玉城デニー候補の街頭演説会が行われました。スピーチは、▶翁長タケハル・那覇市議  ▶謝花喜一郎・副知事 ▶呉屋守將・うまんちゅの会会長 ▶玉城デニー・候補者です。
翁長さんの遺志を引き継ぎ、郷土琉球沖縄人の血を感じさせる各人の必死の思いが伝わってきます。 今回の勝利は、皆んなの思いが沖縄の人たちに届いた結果だと動画を見て感じました。約24分の内容です。





 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供は玉城デニー選挙チームさんです。


記録動画 3000万人署名 キックオフから1年 9・5集会 (2018年9月5日)
     主催:安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会

 2018年9月5日(水)18:30~20:30、文京区民センター3A会議室で、「キックオフから1年 さようなら安倍政権  めざそう3000万人の署名 9・5集会」が行われました。
動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はMakabe Takashiさんで、119分の内容です。




     0分  ~1分: 司会 /菱山南帆子さん(総がかり行動実行委員会)
     1分  ~8分: 主催者挨拶  高田健さん(総がかり行動実行委員会・全国市民アクション)
     9分 ~55分: 講演「安倍9条改憲と臨時国会の課題」 中野晃一さん(市民連合・上智大学教授)
    56分 ~90分: 報告-各地でこんな取り組みが
                a:信州のあちこちで目標を超えても続く戸別訪問[長野県]
                b:大学の門前で学生によびかける[世田谷区]
                c:街宣隊が駅頭で躍動[東京都]
                d:手紙で広がる平和の思い[埼玉県〕
                e:街なかで歌うシスターたち――SISTERsACT[東京都]
    91分~111分: まとめ「対話と工夫で広がる3000万人署名」 小森陽一さん(九条の会・東京大学教授)
   112分~119分: 閉会挨拶 小田川義和さん(憲法共同センター・全国市民アクション)



記録動画 【衆院本会議】立憲民主党・枝野幸男代表・魂の大演説 (2018年7月20日)
      安倍内閣がいかに不信任に値するかを大いに語る

 2018年7月20日(土)、衆議院本会議において野党6党派が内閣不信任決議案を提出しました。残念ながら決議案は採決の結果、否決されました。 決議案に対する討論の中で、とりわけ立憲民主党・市民クラブの枝野幸男代表の趣旨弁明演説が話題になっています。 枝野代表は、安倍内閣が不信任に値する理由を7つの項目を建てて丁寧に説明し、退陣は必須であることを2時間43分に及ぶ長演説で訴えました。 大演説は書籍化(緊急出版!枝野幸男・魂の3時間大演説『安倍政権が不信任に足る7つの理由』扶桑社)され、 インターネット販売大手・アマゾンの売れ筋ランキング(7月31日現在)で全書籍中の2位となるなど、大きな反響を呼んでいます。 一国民として必見の、お薦め動画です。



 

 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はkozi motoさん(元々は衆議院が提供)で、165分の内容です。
   0分~ 13分:はじめに
  13分~ 26分:①働き方改革法について
  26分~ 42分:②カジノ法案について
  43分~ 72分:③経済政策について
  73分~107分:④森友・加計問題について
 107分~138分:⑤国会対応について
 139分~151分:⑥外交について
 152分~158分:⑦官僚システムについて
 158分~163分:まとめ


記録動画 シンポジウム・いま、日本の政治をどう変えるか (2018年7月7日)
     徹底検証 さよなら 安倍政権     主催:安全保障関連法に反対する学者の会

 2018年7月7日(土)13:30~16:40、明治大学・リバティタワー1階1011教室で、「安全保障関連法に反対する学者の会主催シンポジウム」が 開催されました。
 安倍政権は、内政と外交を破局と破滅の袋小路へと追い込んでしまいました。このシンポジウムでは、安倍政権の諸政策を憲法、外交、経済、社会政策、 教育、メディアの面から徹底検証し、ポスト安倍政権において追求すべき、まっとうな政治の姿を探ります。6人の方から専門分野の話を約15分づつ頂いた上で、シンポジウム という構成になっています。


 

 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はMakabe Takashiさんで、180分の内容です。
   0分~ 8分 :広渡清吾さん(東京大学名誉教授) 開会挨拶・司会進行
   8分~27分 :水島朝穂さん(早稲田大学教授)  憲 法
  27分~42分 :遠藤誠治さん(成蹊大学教授)   外 交
  42分~58分 :浜 矩子さん(同志社大学教授)  経 済
  58分~72分 :大澤真理さん(東京大学教授)   社会政策
  73分~93分 :佐藤 学さん(学習院大学特任教授)教 育
  94分~114分:西谷 修さん(立教大学特任教授) 知性・メディア
 115分~174分:シンポジウム /会場からの発言/広渡清吾さん・まとめ
 174分~180分:オール明治の会・終わりに


 安倍政権の退陣を求める
    世界平和七人委員会がアピールを発表  (2018年6月6日)

 世界平和アピール七人委員会は6月6日、「安倍政権の退陣を求める」と題するアピールを発表しました。 世界平和アピール七人委は、1955年、人道主義と平和主義に立つ不偏不党の知識人有志の集まりとして結成され、国際間の紛争は武力で解決してはならないを原則に、 日本国憲法の擁護、核兵器禁止、世界平和実現などについて内外に向けアピールを発表してきました。今回のアピールは130回目です。  現在の委員は、武者小路公秀(国際政治学者)、大石芳野(写真家)、小沼通二(慶應義塾大学名誉教授)、池内了(名古屋大学名誉教授)、 池辺晋一郎(作曲家)、髙村薫(作家)、島薗進(宗教学者)の7氏です。

安倍政権の退陣を求める


 5年半にわたる安倍政権下で、日本人の道義は地に堕ちた。私たちは、国内においては国民・国会をあざむいて国政を私物化し、外交に おいては世界とアジアの緊張緩和になおも背を向けている安倍政権を、これ以上許容できない。
 私たちは、この危機的な政治・社会状況を許してきたことへの反省を込めて、安倍内閣の即時退陣を求める。

世界平和アピール七人委員会
武者小路公秀  大石芳野  小沼通二  池内了  池辺晉一郎  髙村薫  島薗進




記録動画 安倍政権の即時退陣を要求する 6.10 国会前大行動 (2018年6月10日)
     主催:6.10 国会前大行動実行委員会

 2018年6月10日(日)14:00~15:40、国会議事堂正門前で、「6.10国会前大行動」が行われました。雨の中2万7千人の市民が集まり、”安倍政権の即刻退陣を求める”声を上げました。


 

 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はMakabe Takashiさんで、130分の内容です。
  ●福山哲郎(立憲民主党)  ●小池晃(日本共産党)  ●たじま要(無所属の会)  ●吉川元(社会民主党)   ●なりぞう(プレコンサート)  ●福山真劫(1000人委員会)  ●山口二郎(立憲デモクラシーの会・市民連合)  ●木村真(豊中市議会議員)   ●山田正彦(TPPプラスを許さない!全国共同行動)  ●坂元良江(テレビプロデューサー・一票で変える女たちの会)  ●山城博治(沖縄平和運動センター)   ●棗一郎(日本労働弁護団)  ●鎌田慧(ルポライター)  ●佐藤学(安保関連法に反対する学者の会)  ●福本道夫(横田基地公害訴訟原告団)   ●海渡雄一(共謀罪NO!実行委員会)  ●児玉三智子(日本被団協)  ●伊藤圭一(雇用共同アクション)  ●藤井久実子(AEQUITAS)   ●佐戸恵美子(過労死を考える家族の会)  ●小田川義和(憲法共同センター)  ●諏訪原健(Stand for Truth・市民連合)  ●菱山南帆子(憲法9条壊すな!)


記録動画 あたりまえの社会を考えるシンポジウム ~貧困・格差の現場から~
     主催:安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合   (2018年4月20日)
     協賛:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

 2018年4月20日(金)18:30~20:50、北とぴあ・さくらホールで、「あたりまえの社会を考えるシンポジウム」が 行われました。
 社会をおおう企業利益中心主義と急速なグローバル化の暴走の中で、日本社会はこれまでの終身雇用制が崩壊し、多くの非正規雇用を生み、 その割合は4割を超えています。非正規雇用者の賃金は抑えられ、子どもの貧困率は14.3%と、OECD加盟国中最下位となっています。 アルバイトに明け暮れ進学を断念する子どもたちも少なくありません。何が問題で、何をしなければならないのか。様々な視点から議論します。
 プログラムは、●主催者あいさつ:山口二郎さん(法政大学教授) ●シンポジウム・シンポジス卜:前川喜平さん(元文部科学省事務次官) / 雨宮処凛さん(活動家・作家)/ 明石千衣子さん(NPOしんぐるまざあず・ふぉーらむ)/  山崎一洋さん(下野新聞真岡総局長)/ コーディネータ一:本田由紀さん(東京大学教授) ●閉会あいさつ:小田川義和さん(憲法共同センター) です。 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はMakabe Takashiさんで、138分の内容です。





 

 自民党改憲案に反対する声明を、憲法研究者が発表!
  「憲法研究者と市民のネットワーク」  2018年4月10日

 憲法を政治や生活に生かすため、大学その他で憲法研究・憲法教育に従事する仲間約百名が集まって、 「憲法研究者と市民のネットワーク」(略称:憲法ネット103)を立ち上げました。第2次安倍政権下での、安保法制(戦争法)・共謀罪法の成立の経緯や 今回の臨時国会での審議抜きの理由無き冒頭解散など憲法無視の政治が相次ぐ中で、いま、憲法研究者に求められているのは、 これまで以上に現実の社会における憲法問題について広く発言し、市民のみなさんとともに行動し、ともに歩むことであると考えるようになりました。この度 「自民党改憲案に反対する声明」を発表することにしました。

 
自民党改憲案に反対する憲法研究者声明
はじめに

 2018年3月25日、自由民主党は党大会を開き、党の憲法改正推進本部がまとめた条文案(「たたき台素案」)に基づいて①自衛隊の憲法9条への明記、 ②緊急事態条項、③参議院の合区解消、④教育の充実の追加の4つの項目で憲法改正を進めていくことを確認した。
 わたしたち憲法研究者は、森友学園問題における公文書改ざん問題が明らかになった現在、自民党には、憲法改正案を提起する資格がないと強く主張する。 昨年の衆議院議員総選挙がおこなわれた時には、すでに改ざんが行われていたのである。改ざんの事実が明らかになっていれば選挙結果も異なっていた可能性がある。 さらにいえば、国会は憲法改正を進めるよりも先に、森友学園問題について明らかにする責務がある。憲法は、政治家をはじめとする公務員に対し、 国家権力を真に国民のために使うよう義務を課す。森友学園問題では、まさに、国家権力が権力者のために使われたのではないかが疑われているのである。 その全貌の解明なくして進められる憲法改正は、まさに、権力者のための憲法改正にならざるをえないであろう。
 次に、わたしたちは、日本国憲法が制定以来日本国の基軸として機能し、日本国民の幸福な生活のために役立ってきたと考える。 日本を始め、立憲民主主義に基づく国家は憲法を前提として運営されるのだから、政治をおこなう上で具体的な不都合がないかぎり、憲法は変更されるべきではない。 また、説得力ある明確な理由なくして憲法を変更することは、国民に対して思わぬ弊害をもたらす危険性もある。
 以下で、自民党による憲法改正提案がもつ問題点を指摘する。


9条改憲案の問題点

 ①の自衛隊を明記するという9条改正については、2項を残した上で、9条の2として、「必要な自衛の措置」のための「実力組織」として「自衛隊を保持する」 という条文を追加するという案が有力視されている。
 自衛隊を憲法で承認し、正式に合憲化することは、自衛隊員のためにも良いことだと考える人もいるかもしれないが、 それは全く反対である。というのは、すでに、2014年7月1日の閣議決定によって、憲法解釈が一方的に変更され、この閣議決定にしたがって、2015年9月19日に安保法制が制定 されているからである。自衛隊の憲法での承認は、安保法制によって集団的自衛権の行使が認められた自衛隊の承認を意味することに注意しなければならない。
 集団的自衛権は、アメリカのベトナム戦争や旧ソ連のアフガニスタン侵攻など、強国による無用な軍事介入に利用されてきた。 安保法制は、自衛隊がそのような軍事活動に参加することを意図するものである。戦力の保持を否定する現行9条の下では、安保法制が合憲と認められる余地はない。 ところが、自衛隊を憲法に明記することになれば、安保法制を違憲とはいいづらくなる。つまり、憲法への自衛隊の追加は、安保法制の合憲化が真の目的なのである。 自民党の9条改正の提案が実現すれば、自衛隊員は、危険な集団的自衛の仕事を正式にさせられることになるだろう。
 ところで、今回、自民党の憲法改正推進本部は、従来の政府解釈で採用されていた「必要最小限度の実力」ではなく、「必要な自衛の措置」を認める案をたたき台として 打ち出していくようである。「必要最小限度」という文言がなくなることで自衛隊の活動に歯止めがかからなくなり、「必要な自衛の措置」には集団的自衛権の行使が当然に 含まれることになる。したがって、この条文は、戦力の不保持、交戦権の禁止を定めた9条2項と正面から衝突する。戦力をもたないと宣言しながら、自衛のためには集団的自衛権行使を 含む「実力」を行使できるというのである。この改憲によって、憲法9条2項は、全く意味をなさなくなるだろう。
 他にも、自衛隊法7条では、憲法72条や内閣法5条の規定を受けて、「内閣総理大臣は、内閣を代表して自衛隊の最高の指揮監督権を有する」としているが、 今回の自民党の提案では「内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする」としているため、行政権の主体が内閣であるという日本国憲法の構造と矛盾するおそれがある。 この点で、自民党の9条改正の提案は、内閣総理大臣の下に、立法、行政、司法から独立した「防衛」という新たな国家作用を創設することになるのではないかという深刻な問題を 内に含んでいるのである。


緊急事態条項の問題点

 ②の改正については、国会議員の選挙が困難な場合における任期延長と、災害において法律に代わる政令を認める真の意味での「緊急事態条項」との 二つが提示されている。
 前者については、「大地震その他の異常かつ大規模な災害」が仮に起ったとしても、国政選挙全体を不能にするということなどは通常考えられない。 国会議員の選挙は、国民の意見を国政に反映させるための重要な機会である。安易に憲法で任期の延長を認めるべきではない。
 後者は、「大地震その他の異常かつ大規模な災害」 の際に、内閣が法律と同様の効力をもつ政令を制定できるとする。しかし、災害対策基本法など災害に対処するための法律はすでに存在している。 これまでの災害の事例をみても、内閣が立法権をもっていればより効果的な災害対処ができたとはいえないだろう。
 また、緊急事態を憲法で承認する場合、自民党案のように、行政権が立法権を無条件に行使できるような規定にすることは大変危険である。 ナチスの独裁は、ワイマール憲法の緊急事態条項を悪用することで可能になったということを思いおこす必要があるだろう。
 さらに、自民党案の緊急事態条項は、9条改正と密接な関係がある。今回の自民党案では「大地震その他の異常かつ大規模な災害」となっているが、国民保護法には 「武力攻撃災害」への対応規定があり、武力攻撃と災害とが明確に区別されていない。したがって、自民党提案にある緊急事態条項があれば、他国と武力衝突が起きたときに、 政令のみで国民の権利を制限することができるようになる。緊急事態条項は、9条改正とともに、戦争を準備し、そのために国民を動員することを可能にするのである。


参議院の合区解消規定と教育の充実規定の問題点

  ③の合区の解消には参議院選挙区の定数を増やしたり、選挙区選出をやめて比例代表に一本化するという方法もあり、必ずしも憲法改正による必要はない。
 また、合区を解消するために憲法改正が必要だとしても、それは、47条を変更するだけではすまないはずである。 そもそも、この問題は、参議院に「地方代表」的な性格を与えようとしたとき、憲法43条の「全国民の代表」規定と矛盾するという大きな論点と関わるものである。 また、参議院に「地方代表」的な性格を明確に与えることは、衆議院と参議院との関係をどう考えるべきかという、二院制に関する大きな問題に発展せざるをえない。 さらに、具体的に提案された条文をみると、衆議院議員の投票価値の平等の憲法判断に影響を与える可能性もある。これらのことを考慮せず、 合区を解消するために憲法47条を変えようというのは、いかにも場当たり的な発想であり、国民に提案されるに値するだけの真摯な検討を経ていないと言わざるを得ない。
④の教育の充実に関しては、経済的理由による教育上の差別の禁止や国の教育環境整備義務は、現行の26条から当然に導かれる内容であり、憲法を改正する必要はない。 反対に、国の義務を憲法に明示することによって、教育内容に対する国の不当な干渉を導く危険性もある。ちなみに当初議論されていた、高等教育の無償化も、 その気さえあれば法律で十分実現可能である。また、憲法89条の私学助成問題解消のための改正も、これまで憲法学界も政府も解釈で対応し、大きな問題となっていたわけではない。


おわりに

 憲法改正の提案は、真摯になされなければならない。自民党の憲法改正の提案は、内容においても、また、時期的にも、国民に提案されるだけの 真剣さが足りないと言わざるをえない。わたしたちは、自民党の憲法改正の提案に強く反対する。


2018年4月10日

「自民党改憲案に反対する憲法研究者声明」をPDF化したものはこちらです。


記録動画 前川喜平さん講演会 憲法とわたし (2018年4月17日)

 2018年4月17日(火)19:00~21:00、セシオン杉並・ホールで、「前川喜平さん講演会 憲法とわたし」が 行われました。 主催は、「前川喜平さん講演会実行委員会」です。
 安倍首相は今年中に「改憲」の発議をすると、なみなみならぬ決意を述べています。なぜ、いま憲法を変えるのでしょうか?憲法が変わると何が変わるのでしょう。 文部科学事務次官として関わってこられた教育のあり方を切り口に、憲法への熱い思いを前川喜平さんに語っていただきます。 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供は「杉並自由と平和」さんで、96分の内容です。





記録動画 戦争させない東アジアに非核・平和を!3・6集会 (2018年3月6日)
     主催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

 2018年3月6日(火)18:30~20:30、日本教育会館・一ツ橋ホールで、「戦争させない東アジアに非核・平和を!3・6集会」が 行われました。いま、朝鮮半島をめぐり深刻な危機の様相が続いています。本格的な戦争に発展すれば、甫北朝鮮だけでなく日本も含めて数十万人、数百万人が命を奪われ、 東アジアの人びとすべての平和と安全に甚大な被害がもたらされます。戦争は絶対にさせてはなりません。東アジアの平和について、3人の識者から話を聞きます。


 

 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はUPLANさんで、118分の内容です。
   1分~ 4分:開会あいさつ
   5分~35分:和田春樹さん(東京大学名誉教授)「東アジアの平和への課題」
  36分~67分:前田哲男さん(軍事評論家)「米朝対抗と日本の軍備増強」
  68分~98分:高里鈴代さん(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表)「沖縄・辺野古と先島の軍事化と」
  99分~118分:緊急アピールなど


 

「安倍9条改憲NO!東大和市民アクション」発足  (1月21日)

 2018年1月21日(日)14:00~16:20、東大和市立・蔵敷公民館学習室で、 講演会と「安倍9条改憲NO!東大和市民アクション」 結成集会が開かれました。「全国市民アクション」立ち上げに呼応し、3000万人全国統一署名など安倍9条改憲反対の運動を推進し、経験を交流するために結成されました。 結成集会には42名が参加し、今後、共同宣伝署名行動や学習交流集会を行うことなどを申し合わせました。結成総会に先立って、鈴木亜英弁護士の講演「憲法に自衛隊を明記する ことが何が問題なのか」がありました。また、広範な市民に9条改憲の危険性や会の取り組みを知ってもらうため、 会のホームページが創設されています。

「安倍9条改憲NO!東大和市民アクション」ホームページは、こちらです。



記録動画 あたりまえの政治を取りもどす 1・30シンポジウム (2018年1月30日)
     主催:安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合
     協賛:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

 2018年1月30日(火)18:30~20:40、日暮里サニーホールで、「あたりまえの政治を取りもどす 1・30シンポジウム」が 行われました。プログラムは、●主催者あいさつ:山口二郎さん(法政大学教授) ●シンポジウム・シンポジス卜:前川喜平さん(元文部科学省事務次官) /望月衣塑子さん(東京新聞記者) / 寺脇研さん(京都造形大学教授) /コーディネータ一:山口二郎さん(法政大学教授) ●閉会あいさつ:佐藤学さん(学習院大学教授) です。
動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供はUPLANさんで、127分の内容です。





記録動画 戦争とめよう!安倍9条改憲NO!2018新春のつどい (2018年1月7日)
     共催:安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会
         戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

 2018年1月7日(日)14:00~16:30、東京都北区の北とぴあ・さくらホールで、「戦争とめよう!安倍9条改憲NO!2018新春のつどい」が 行われました。会場一杯の1300人が参加しました。 動画は、ユーチューブから共有転載しています。提供は森薫さんで、127分の内容です。つどいでは俳優の松尾貴史さんのミニトーク「いやな空気は読みたくない」がありましたが、 本人の希望により録画・録音はNGで、残念ながら動画には含まれていません。




     0分  ~2分: 司会 /富永誠治さん(全国市民アクション) 菱山南帆子さん(総がかり行動実行委員会)
     2分 ~17分: 主催者挨拶  長尾詩子さん(安保関連法に反対するママの会)
    18分 ~65分: 憲法講演    石川健治さん(東京大学教授) 「安倍9条改憲の危険性」
    66分 ~71分: 立憲野党挨拶 青木愛さん (自由党副代表)
    71分 ~77分: 立憲野党挨拶 小池晃さん (日本共産党副委員長)
    78分 ~84分: リレートーク   岡本達思さん(東京地域ネットワーク)
    84分 ~89分: リレートーク   遠藤敏夫さん(総がかり取手行動)
    90分 ~97分: 立憲野党挨拶 福山哲郎さん(立憲民主党幹事長)
    98分~104分: リレートーク   野田静江さん(オール埼玉共同行動)
   104分~110分: リレートーク   岸牧子さん (横須賀市民9条の会)
   110分~125分: 行動提起     福山真劫さん(総がかり行動実行委員会・全国市民アクション)



 

上へ戻る